玉掛けとは?

タマカケとは、漢字で「玉掛け」と書きます。
クレーンなどを扱う職場で働く皆さんは、よくご存じの言葉ですよね!


テトラポットのつり上げ

建築資材などの荷を運ぶ為には、クレーンなどが大活躍します。 そのクレーンのフックに固定した吊り荷を"掛けたり"・"外したり"する作業の事を玉掛けと言います。 玉掛けに使用する、シャックル、ワイヤロープなどの用具を「玉掛け用具」と呼び、これらは、法令基準を満たした玉掛け用具でなければ玉掛け作業で使用する事ができません。そして、法令で定める「玉掛け技能講習」を修得した人でなければ、玉掛け作業を行う事ができません。 玉掛け作業者の役割はとても重要で、一つ間違えると働く人たちの命に関わります。荷の特性・環境・クレーン等の構造などを理解したうえで、クレーン等の運転手と連携をとりながら、100t(トン)級の資材をも目的地まで安全に運ばなければいけません。

安全な玉掛け作業はどのように行えばよいのか? どのような危険が潜んでいるのか?
玉掛け作業者は様々な想定をしながら、最適な玉掛け作業の指示を行う司令塔なのです。

玉掛けの資格

玉掛けの資格はクレーンなどの吊り上げ荷重(または制限荷重)に応じて、以下のように法令で定められています。

  • クレーン等のつり上げ荷重(または制限荷重)が1t未満の場合は、「玉掛け技能講習の修了者」または「玉掛け特別教育の修了者」であること。
  • クレーン等のつり上げ荷重(または制限荷重)が1t以上の場合は、「玉掛け技能講習の修了者」であること。


玉掛け技能講習の解説はこちら

玉掛け技能講習 体験レポート

とある玉掛け技能講習所で行われた講習の様子をご紹介します。すでに玉掛け技能講習を修了されている方は初心を思い出してみてくださいね。


[取材協力]
一般社団法人日本クレーン協会 近畿支部 八尾クレーン教習所