玉掛け技能講習 体験レポート

1.クレーン等の運転のための合図


実技の前に、クレーン運転者に送る合図の練習をしました。離れたクレーン運転者に解るように、大きな動作と笛で合図を送ります。最初は慣れない動作にぎこちない動きしかできませんでしたが、何回も練習するうちにスムーズにできるようになりました。


2.クレーン等の玉掛け


学科で習った作業の流れを思い出しながら、講師の指導のもと実際に玉掛け作業をおこなっていきます。受講者同志でチームを組み、指揮者(玉掛け作業者)1名と補助者2名を交替で担当しながら玉掛け作業に取り組みます。
荷の確認・重心の確認・玉掛け用具の取り付け・クレーン運転者への指示・補助者への指示・玉掛け用具の点検など、手順は多く覚えるのに苦労しましたが、他の受講者が取り組んでいる時もよく見て、玉掛け作業がスムーズにできるように努力しました。

注意されたことは指差呼称の声の大きさです。「○○ヨシ!」など、対象物に指を差しながら大きな声でわかりやすく発生することで注意力が増し、ミス・エラーを少なくするためです。お腹の底から大きな声を出すように頑張りました。最後、重量物を安全に目的地まで運び終え、修了の合図(敬礼)をしたときは達成感を感じました。


3.実技試験


実技の最後にも試験があります。実技試験の内容は、練習中に学んだ玉掛け作業を1人ずつ指揮官になって作業を行い、その玉掛け作業の動作を講師が見て採点します。
とても緊張しましたが、練習中に講師から的確なアドバイスをもらっていたので、スムーズに実技試験を修了することができました。


はじめての玉掛け作業でミスをするのは当たり前です。限られた時間の中で、なるべく多く実践してもらいたいのですが、限界がありますので、他の受講生が作業中の時も講師のアドバイスを一緒に聞いて、頭の中でシュミレーションするとよいと思います。

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