シャックル

どちらも「静索(固定の玉掛け用具)」だった場合、どちら側をとりつけても安全性に大きな違いはありませんが、玉掛け用具の形状などから方向が決まる場合があります。
例えば、下図のようにワイヤロープ(静索)とクランプを連結する際、シャックルはAとBどちらの向きが望ましいでしょうか?



安全ポイントシャックルとクランプの接触面を確認する!

A:シャックルの本体側(曲面)とクランプのアイ(平面)の接地面は、2点に力がかかっています。
B:シャックルのボルト側(平面)とクランプのアイ(平面)の接地面は、全体に力が分散されています。

力が集中して加わると、その部分が疲労して損傷の原因に繋がります。
そのような事から、Bがシャックルにとって望ましいということになります。



また、シャックルの構造は、ボルト側が重たくなっているため、静索×静索の様な同条件の場合は、バランスを考慮してボルト側を下にもってくる方が望ましいです。



玉姫

玉掛け用具同士の相性も考慮して、連結方法を考えないといけないわね!


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